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銀翼のイカロス_感想

銀翼のイカロス (文春文庫)

銀翼のイカロス (文春文庫)

半沢直樹シリーズの第4作目です。

ストーリーの展開は、以前からの半澤シリーズと同様に、半澤が押し込められて強いプレッシャーを与えられる中で最終的に大勝利を収める流れで、読みながら流れも読めてしまうのですが、それでも痛快で感動しました。

文章的に難しい言い回しも少なく、展開もスピーディーで非常に読み易い割に、何故か作品としての陳腐感をあまり感じません。

実際にここまで突っ張ったら間違いなく潰されると思いますが、次々と切り捨てていく様はエンターテイメント小説として非常に面白いです。
自分自身の仕事のストレスをある程度発散出来ている気もします。

読みながらテレビドラマシリーズの堺雅人が何度か思い起こされました。
この作品も同じような配役で映像化して欲しいです。

今回は倒産寸前の巨大航空会社の立て直しでしたが、次回の作品は何がテーマになるか楽しみです。