月日が経てば立つほど増えていく名刺の束を一枚一枚めくって目当ての名刺を探しつつ、これはなんとかしたいと思っていました。
10年くらい前に名刺専用の小型スキャナー込みで数千円程度のの名刺管理ソフトを使っていましたが、あまり良い物ではなかったので、少し使ったら使うのをやめてしまったことが有ります。
この甘酸っぱい思い出があるせいか名刺の整理に困っていたものの、機械やアプリには任せられないと言うトラウマと言うか先入的なものが有りました。
最近名刺を人力で検索する頻度が上がってきたことで、私の中での面倒くさガマン値は警戒水位レベルまで上がってきていました。
そんな中、となりの部署の人がScanSnap Evernote Edition Scannerを使っていました。
名刺の整理を機械に任せられないと言うトラウマが脳裏を少しよぎりながらも、面倒くさガマン値の上昇に押されてこの機械を使った名刺整理を思わず始めてしまいました。
やり方
スキャナー以外は基本無料で簡単に全て行えます。
- PCにEvernoteアプリを入れる。
- スキャナーとPCのペアリングを行う。(一度行えば以後はWi-Fi接続で簡単に行えます。)
- 名刺をスキャンする。
良いところ
- やはり一番便利なのは、スキャンした名刺を自動でOCR認識してアプリ内に登録するので、必要が生じた時に社名や人名で素早く検索出来ること。(現状で日本語OCRの認識がイマイチですが、検索に限って言えば実用に耐えるレベルと思います。)
- 読み取った名刺情報はOCR情報だけでなく、スキャンした生画像データも蓄積されて取り出し可能となるので、名刺のスキャン画像をメール転送出来たりする。私の場合これが地味に便利役立っています。
- iPhoneアプリやAndroidアプリもあるので、読み取った名刺データをスマートフォンと同期させて、いつでも名刺情報にアクセス出来る。
- 一回のスキャンで両面をスキャン出来る。
- 名刺のスキャンが早い。(1秒/1枚くらい)
- まとめて10枚とか20枚とかスキャンさせられる。
イマイチなところ
- OCRの能力で、アルファベットの認識の精度はかなり高い気がしますが、日本語の精度がもう少しな感じがします。
- スキャナーの値段が少し高い。
名刺管理の能力は昔と比べると利便性も含めてかなり上がっているので、これは一度やってみる価値が有ります。