ライフハック手帖

中年サラリーマン的な視点の、日々の暮らしのちょっとした工夫とか

やれば出来る!自分で行うふすま紙(本ふすま)の張替え

私の家のふすま紙には何箇所か破れたところが有ります。
子供が小学生になりしばらく経ち、ふすまを破る可能性も減ってきたと判断し、ふすまの張替えを行うことにしました。

下にふすまの分類を記載していますが、私の家のふすまは本ふすまで、これの張替えを行いました。
ふすま紙は濡らして貼ったり、アイロンで貼ったりするものが有りますが、私は糊を塗るタイプのものを購入しました。

襖の種類

種類によってやり方が違ったりするので、事前にどのタイプのふすまか把握しておく必要が有ります。

本ふすま

  • 木の格子状の骨組みに和紙が下ばりしてあります。軽いのが特徴で周囲の枠は外すことができます。
  • 押し入れのふすまに使われることが多く、昔から伝わる代表的なふすまです。
  • 手で触ると骨組みがわかります。

板ふすま(戸ぶすま)

  • ベニヤ板が貼ってあります。
  • 枠ははずすことができません。

段ボールふすま

  • ダンボールを芯材として使用しています。軽いことが特徴で枠を外すことができません。

発砲スチロールふすま

  • プラスチックを芯材にして、上にふすま紙が貼ってあります。軽いことが特徴で枠を外すことができません。

ふすま紙の張替え方

枠を外す

インテリアバールと金槌を使用してふすまの枠を取り外します。


上の写真のように枠と壁紙の間にインテリアバールを差し込んで、枠を少しづつ押し出す感じで外していきます。
差し込む時に、金槌等で軽く打ち込むとインテリアバールが入り易いです。
ヘラのような物で代用出来るとは思いますが、あまり傷を付けずに枠を外すにはこういった物が必ず必要だと思います。

外した枠にマーキングをしておく


こんな感じでマーキングしておけば、後で組み直す時に同じ位置に復旧することが容易になります。
上記の写真はふすまを1枚づつ貼っているので、「左下」としか記載していませんが、2枚同時にするのであれば、「左・左下」等と右と左のふすまを分けてマークしておく必要が有ります。

穴があれば茶チリ紙等で塞いでおく


茶チリ紙の袋に使用方法が書いてありましたが、貼る時は薄めの糊を周囲だけに塗って接着します。

ふすま紙を貼るための準備

貼る場所の養生


糊をふすま紙の端まで塗る必要があるので、使用するふすま紙よりも大きい新聞紙等を敷いておく必要が有ります。
写真は雑誌を切って敷き詰めましたが(新聞紙が無かったので)、紙が足にまとわり付いてきて非常に煩わしいので、新聞紙等が良いと思います。

糊の用意

トレイ等の入れ物に入れて刷毛で塗れるように準備をします。
水で薄めて使うタイプ等も有ります。

ふすま紙の用意

ふすま紙を必要な大きさに切っておきます。
貼り付ける前面のサイズに加えて、折り返す分の長さが10mm程度必要です。
ふすま紙を切る時にふすま紙の裏面に、ふすまを置く場所(四つ角等)を鉛筆でマーキングしておけば、あとで板を当てる時に位置決めが容易になります。

引き手を取り外します。


この引き手は接着剤で取り付けるタイプだったので、破壊するしか有りませんでした。
釘で固定されて再利用可能な引き手も有ります。

ふすま紙に糊を塗ります。

ふすま紙にムラが出来ないように糊を貼ります。
周辺は濃い糊を塗って、それ以外の真ん中付近は薄い糊(10倍希釈程度)を塗ります。
これをすることで、最後にシワが出来にくくなるそうです。
塗り漏れが無いように、結構塗ったほうが良いと思います。
隅の方に塗り残しがあると、ふすま紙を折り返して付けるのに上手く行かなくなるので注意が必要です。

ふすま紙を貼る

マークした箇所にふすまをあてがいます。

みみの部分を折っていく時に、既に開いている釘の穴をこれから貼るふすま紙にあけておくと、後で枠を取り付ける時にまったく同じ箇所に取り付けられます。

枠を取り付ける

釘穴と同じ位置に枠を取り付けます。
取り付ける時に当て木等を当てた上から枠を金槌で打てば、枠を傷つけることが有りません。

完成


写真右手前は付け終わったばかりなのでシワがありますが、左奥は付けてから2時間程度経っていて、シワが殆どなくなっています。

使用した道具と材料

障子紙を一度張り替えたことがあるだけの素人ですが、これだけの材料で襖紙の張替えをそこそこ問題無く行うことが出来ました。

道具

  • おさえの刷毛

ふすま紙に糊を付けて、ふすまをあてがった後でふすま紙の上をこの刷毛でならしました。
これは、あったほうが良いとは思いますが、タオルとか何か別の物で代用は可能だと思います。

  • カッター

百均でも何でも普通のカッターで良いと思います。

  • のり用刷毛

のりをふすま紙に塗るのに使用します。

  • のり用トレイ

使い古しのタッパーでも良いし、何でも良いのですが、糊を入れるための入れ物が必要です。
ネットで買うと送料負けしそうなので、程よいものが身近になければ、近くの100均で購入したほうが良いと思います。

  • インテリアバール

本襖の枠を外すには、これがないと丁寧に外すことが出来ないのではないかと思います。
ヘラみたいなもので代用できそうですが、インテリアバールにはヘラの方の部分が軽くカーブしていて、これが本襖の枠を外すのに丁度良いです。
500円程度で購入できるし、本ふすまの枠を外す必要がある場合は必ず用意したほうが良い気がします。

  • 金槌

普通の金槌で何でも良いです。

  • 差し金

これは無くても良いですが、あったら結構便利です。Amazonで見ると200円程度で買えます。
余分なふすま紙をカッターで切るときに当金としても使えるし、各所の長さを計測するのにも使えます。

材料

  • ふすま紙

家の襖は通常の規格よりやや幅広で、幅が約965mm程度有りました。
販売されているふすま紙の幅の通常の規格は92cmか94cmが大多数で、若干足りず幅広規格のものを探す必要がありました。
92cm幅で張替えが出来るなら、かなり種類も多く安いものを探すことも容易だと思います。

  • 茶チリ

子供が破った穴があったので、これを下地として破れた部分に貼りました。

  • ふすま用のり

ふすまを貼るための、のりです。
容量が300gとなっていて、ふすま約2枚分と記載されています。
ふすま紙2枚分に塗るための十分な量があると思います。

  • マスキングテープ

ふすま紙を貼った後に仮止めしたりするのに使用します。
これは何かと必要だと思いますが、幅が20mm以上程度あれば、ふすま用でなくて普通のマスキングテープでも良いと思います。

  • 引き手

既存のものを流用出来ると思っていましたが、これは誤算でした。

襖の引き手は、釘で固定されているものと、木工用ボンド等の接着剤で固定されているものがあって、私の引き手は接着剤取り付けのものでした。
それは事前に確認して解ってはいましたが、流用出来ると判断していました。
しかし、外そうとしてみると、ボンドでしっかりと固定されているようで、しかもこの引き手は木製なので、破壊するしか外す方法が有りませんでした。
やってみて初めて判明したので、ふすま紙を全て貼ってから引き手の納品待ちの状態が数日続きました。

ポイントとまとめ

  • 上で記載していますが、襖の枠を上手に外すのにインテリアバールは必需品だと思います。
  • 引き手の取り付けタイプ(釘固定or接着剤で固定)を事前に確認しておいたほうが良いです。
  • 一つ一つの工程は難しくは有りませんが雑に処置してシワが残ったりすると大変と思い、結構気を使ってやったせいか、2枚張り替えるのに5時間くらいかかってしまいました。
  • 一人でも出来ないことは無いとは思いますが、ちょっと持ってもらったりするのにもう一人居たほうがかなり楽です。